(前編)今の自分が、いちばん好き
美容家・吉川千明さんの美しい時間の重ね方

30年以上にわたり、女性の美容と健康に向き合い続けてきた美容家の吉川千明さん。
数年前、東京でのキャリアをリセットし、八ヶ岳南麓へ移住されました。
ニールズヤードのフランキンセンス シリーズの長年のファンである吉川さんに、年齢を重ねることへの考え方、スキンケアの意味、これからの肌と心との向き合い方についてお話を伺いました。
東京での忙しさを手放し、八ヶ岳へ
長年、東京で仕事を続けてきた吉川さんが、八ヶ岳への移住を決めたのはコロナ禍のこと。
化粧品ブランドのコンサルティングや、複数の団体の理事などを掛け持ちし「いつも急いでいた」中で、突然声が出なくなってしまったそうです。検査をしても原因は見つからず、1ヵ月近く声のない生活が続きました。
「このことをきっかけに、自分を振り返ってみたんです。好きな仕事だったし、素晴らしい出会いにも恵まれてきた。でも、もう手放したいと思っていたことや、無理をしていたこともあった。
『十分やったかな』と思っていたのに、自分でも認めず、言葉にもしていなかった。心の声を後回しにしてきた結果が、“声が出ない”という形で現れたのかもしれないと思ったんです。
東京にいると、忙しくすることをやめられない。環境を変えてみよう――。
そんな思いから、何度か二拠点生活を試しながら、2025年に完全移住を決めました。
八ヶ岳という場所は、冬の厳しさもある一方で、美しい自然のうつろいを感じられる環境です。車がなければ移動もままならず、医療も東京ほどは揃っていない。でも、自然の中で、自分のための時間を積み重ねることができる。便利ではないけれど、健康的な生活です」
“若く見える”より、“かっこよく生きたい”
八ヶ岳に移住後も、肌と向き合う時間は大切にしている吉川さん。 “年齢と美しさ”について尋ねると、明快な答えが返ってきました。
「年を重ねると、その人の経験が年輪みたいに顔に出る。そういうものがなかったら逆にまずいですよね。
私は“年より若く見えますね”“いつまでもかわいいですね”じゃなくて、“かっこいいですね”“素敵ですね”と言われたいんです。かっこよさは、心の健康状態の反映。食べるもの、やさしさ、知性、価値観――そういうものが全部、顔に出るから。
年齢を重ねることは、ネガティブなことではないはず。自分の年齢を隠す必要も、あえて声高に言う必要もない。ありのままの自分でいればいいんだと思います」
その人らしく、かっこよく生きること。それが吉川さんの考える美しさです。
最大のエイジングケア*は、『炎症を起こさせないこと』
加齢の現実についても、吉川さんは正直です。
「女性ホルモンの変化、筋肉量の低下、乾燥やハリ不足――
年齢とともに身体も肌も少しずつ変わっていきますよね。年齢を重ねるごとに、肌は薄く弱くなっていきます。
でも、それを悲観するより、変化を面白がって、どう自分らしさに変えていくかだと思います。諦めて放っておくより、やっぱり肌も手をかけた方がいい。こまめにメンテナンスすれば、多少古くったって安心して乗れる車と同じです」
吉川さんがエイジングケア*で最も大切だと考えているのが、『炎症を起こさせないこと』。
「最近の美容研究では、慢性的な炎症が肌老化を加速させることがわかってきています。最大のエイジングケア*は『炎症を起こさせないこと』だと思っています。紫外線、乾燥、摩擦による日々の小さな肌荒れも、肌にとっては炎症のひとつなんです。
毎日紫外線対策をして、十分に保湿して、その日のダメージをその日のうちにケアする。そのひとつひとつが、将来の肌に大きな差を生むはずです」
* 年齢に応じたケアのこと
本物は、進化し続ける
年齢を重ねることを前向きに受け入れながら、自分を大切に整えていく。そんな吉川さんが35年以上選び続けているのが、ニールズヤード レメディーズです。
「化粧品としてはもちろん、オーガニックやアロマの業界でも、こんなに長く続いているブランドって少ない。ニールズヤードは、まさに玉石混交の中の老舗です。
多くの方にはアロマやオーガニックのブランドというイメージが強いかもしれませんが、私にとっては、植物の力を探究し続けるブランド。植物療法の知見をベースに大学との共同研究も進めたこともあり、成分検証にも積極的です。
“環境のことを考えながら、自然なもので、年齢や性別を問わず、結果を追求するケアを提供していく”というポリシーは創業時から変わらない。でも、製品はどんどん進化している。だからこそ35年以上も使い続けられるんです」
本物は進化を止めない。吉川さんが長年信頼を寄せる理由がそこにあります。
フランキンセンスは、年齢を重ねる肌への希望
吉川さんが愛用するのが、フランキンセンスインテンス リフトシリーズ。なかでもクリームは、前身となる製品から使い続けてきました。
「長年植物を見てきましたが、フランキンセンスほど特別な植物はそう多くありません。
乳香樹は傷つくと樹脂(フランキンセンス)を流し、自らの傷を守ります。自分自身を守るための樹脂が人間にも5000年以上にわたり大切にされてきた——そこに大きな神秘を感じるんです。
ニールズヤードは創業当初からフランキンセンスに着目し、精油だけでなく樹脂全体をエキスとして使っている。植物研究を続けてきたプロだからできる扱い方です。フランキンセンスは自然が与えてくれた特別な贈り物だと思っています」
年齢にあらがうのではなく、変化を受け入れながら、自分を大切に整えていく――。
吉川さんの言葉からは、ニールズヤードが大切にしてきた「時を美しさへ」という考え方とも重なる価値観が感じられました。
後編では、吉川さんが長年信頼を寄せ、いま特に気に入っているスキンケア「フランキンセンス インテンス リフトシリーズ」について、さらに詳しく伺います。
後編はこちら >
「(後編)今の自分が、いちばん好き 美容家・吉川千明さんの美しい時間の重ね方」

お話を聞いた人:
美容家・コラムニスト 吉川千明さん
オーガニックコスメと植物美容を日本に広げたナチュラルビューティの第一人者。美容のみならず、食、女性医療、植物療法、ファッション、インテリア、旅などを通じて、自分らしく健やかに美しく生きるライフスタイルを長年発信。
現在は八ヶ岳南麓の森に暮らし、自然とともに年齢を重ねる豊かさや、シニア世代の新しい生き方と美しさを発信。植物の力を取り入れながら、自分らしく心地よく生きるヒントを伝えている。