セラピストのオイル美容レッスン
広く知られるようになってきた「オイル美容」。
よく耳にし、良さそうなことはわかっていても、まだまだ「オイル=べたつく、ニキビのもと…」などのイメージを持つ方も多いかもしれません。
今回は、「オイル美容」の魅力を詳しくご紹介します。
・オイル美容って何が良いの?
・選び方のポイントは?
秋からの美肌づくりのヒントがたくさん。ぜひ、お役立てください。
乾燥・ごわつきが気になったら、オイル美容を
夏の終わりから秋に向かう時期のお悩みは、肌のごわつきや乾燥によるくすみなどが目立ちます。過酷な夏を過ごし終えた肌は、強い紫外線から肌を守るため角質が厚くなっていることが多く、乾燥しやすくごわついてしまいがちです。
また、暑い季節は“汗をかくことによる肌荒れ”を気にされている方も多い印象です。 汗をかくと角質がふやけてバリア機能が低下し、肌内部の水分も奪われて乾燥したり、センシティブに傾きやすくなっています。「オイル美容」は、このような乾燥やごわつきが気になる方や、肌の調子がいつもより気になる方におすすめです。
ヒトの肌は「親油性」。オイルになじみやすい性質です
スキンケアは「水分→油分」のステップが鉄則と思われる方も多いかもしれません。しかし、実はヒトの肌は「親油性」であり、オイルになじみやすい性質を持っています。そのため、乾燥が進んだ肌には、洗顔後すぐのオイルケアがおすすめです。ごわつく肌の表面をやわらかくし、水分を引き込む肌を作ってくれます。
肌を「畑」に例えるとわかりやすいかもしれません。土がすっかり乾いてしまって表面がカチカチに固くなった畑の土よりも、しっかり耕してフカフカになった畑の方が水をぐんぐん吸収する…この耕すイメージがオイル美容の「ブースター効果」です。
また、植物オイル自体が豊富な栄養を含むため、肌をやわらかく整えながら、ダメージをケアしてたっぷりの栄養を与えてくれます。ヒトの細胞は脂質の膜で覆われているため、質の良いオイルを使用することで細胞がイキイキとします。わたしたちの肌も、一つ一つの細胞からできているので、その細胞がイキイキすると、肌もふっくらと元気になるのです。
サロンでのオイルトリートメント後の肌は、しっとりもちもちになりますよ。
オイル選びのポイント
オイルと言っても種類は無数にあります。様々なオイルがあるからこそ、どれを選べばよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
美容オイルとして取り入れる場合、何よりもまず上質な「植物オイル」であることが大切です。多くは植物の生命力がぎゅっと詰まっている種子から抽出され、ビタミンをはじめとするたくさんの栄養素を含みます。また、ヒトの皮脂にもよく似た構造を持つことから、肌にすっと浸透*して栄養を巡らせてくれます。
サロンのフェイシャルトリートメントでは、ホホバオイルやアルガンオイルを使用しています。特にアルガンオイルはビタミンEの含有量が豊富でスキンケア効果に優れ、肌への浸透性が高く肌をイキイキとさせてくれます。サロンでは、植物オイルにお客様のコンディションに合わせた精油をブレンドし、希釈して使用していますが、ご自宅で手軽にオイル美容を取り入れたい方には、既にブレンドされた「美容オイル」がおすすめです。
ニールズヤードでは、4種類の「美容オイル」をご用意しています。
フランキンセンス フェイシャルオイル
潤いに満ちた、弾むハリ艶肌へ。
30mL 7,590円(税込)
フランキンセンス フェイシャルオイルには、オメガ3・6・9を含むバオバブ種子油などがブレンドされています。特にオメガ3・6は、体内で合成できない必須脂肪酸で、肌からも取り入れることで肌を健やかに保つことができます。
また、各オイルには他にも、肌の成分に似ているパルミトレイン酸を含むマカデミア種子油、センシティブに傾きやすい肌に良い、ガンマリノレン酸を含む月見草油などがブレンドされています。いずれも、肌を健やかに保つサポートをしてくれるオイルですので、乾燥や肌荒れが気になるときの心強い味方です。
「香り」の良さが、スキンケアをさらに充実させる
また、ニールズヤードの美容オイルの特徴として“香りの豊かさ”があります。100%天然の香りは、その心地よさから自然と呼吸も深まり、スキンケアタイムを充実させてくれます。
フランキンセンスは、深呼吸を誘うような奥深い香りで、穏やかでクリアなひとときをもたらします。
ネロリ(オレンジフラワー フェイシャルオイルの香り)は、優しい香りでストレスフルな毎日の心のサポートに。
ローズは、女性ホルモンにはたらきかけると言われる幸福感のある香りで、満ち足りたひとときに。
肌効果だけでなく、ご自身の好きな香りで選ぶのもおすすめです。好む香りは、その時ご自身にとって必要な香りです。本能で、自分に必要な香りを選んでいるのです。そのため、「自分にとって心地よい香り」を使うこともスキンケアでは大切な要素です。ぜひ、“わたしにとってのベストな美容オイル”をお選びいただければと思います。
乾燥レベルに合わせた、2つの使い方
<ブースターとしての使い方>
乾燥が進んだ肌にはこちらがおすすめです。お風呂上がりや洗顔後、肌が水分を蓄えてみずみずしい状態の時に、洗顔後すぐに3〜4滴のオイルを肌全体に薄くのばしましょう。水分の蒸発を緩やかにし、乾燥を防ぐことができます。その後、化粧水をつけると、肌なじみが良くなり浸透*しやすくなります。
<保湿オイルとしての使い方>
肌にさらに濃密な潤いをプラスしたいときにおすすめです。化粧水の後、美容液やクリームの前に使用します。水分と油分の層を作り、肌を健やかに保ちます。
ぜひ、その日の肌のコンディションに合わせて、使い分けてみてくださいね。
* 角質層まで
サロン ニールズヤード レメディーズ
SALON NEAL’S YARD REMEDIES
日常の忙しさを忘れ、心からおくつろぎいただけます。心身、肌ともに深くリラックスしていただける極上の時間を、ぜひご体感ください。
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